陥入爪・巻き爪
爪が側面の肉に食い込んで歩くのがつらい経験をお持ちの方も多いです。靴が合わなかったり姿勢や運動の関係で、過度に爪に力がかかって発症することが多いようです。
治療法はいろいろありますが、当院では保険診療内での治療を優先しております。
陥入が軽度ならテーピングでも良いでしょう(写真1)。痛みが強い場合は、趾の付け根でブロック麻酔をして食い込んでいる爪を切除します。即効性が期待できます。保険適応外になりますが、ワイヤー矯正が良い場合もあります。
陥入が慢性化すると、炎症がひどくなりジクジクした肉が盛り上がってきます(写真2)。ステロイド外用コメガーゼやガター法、テーピングで上手く炎症が消退することもありますが、ブロック麻酔下に手術すれば速やかに痛みも炎症も減少するでしょう。歩くたびに痛みがあるようでは、仕事に集中できませんね。
巻き爪は爪が筒のように変形して痛くなるものです(写真3・4)。陥入爪と同じように、変形が軽度ならワイヤーの矯正治療で効果が得られる可能性があります。爪の幅が広すぎている場合は、手術をお勧めします。重度の巻き爪の場合はご相談ください。
爪白癬(つめみずむし)で変形・肥厚した爪が肉に食い込んで炎症を起こしている場合は、抗真菌剤の治療も必要です。
巻き爪のワイヤー矯正について(保険適応外です)
当院では「巻き爪マイスター」という超弾性合金を使用した矯正ワイヤーで治療します。保険適応外(自由診療)ですので、法令により保険診療と同日の治療はできません。
別途自由診療初診料3,300円(税込み)と装着費6,600円(材料費・税込み)がかかります。
通常1か月毎に付け替えます。再診料1,100円(税込み)と装着費がかかります。
麻酔が必要な場合は、別途麻酔科2,200円(税込み)がかかります。
3~6か月して矯正されましたら終了しますが、その後巻き爪が再発することもあります。
爪の状態によっては2週間で付け替える場合があります。また、全てにおいて効果を保証するものではありません。
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そちらから巻き爪マイスターについて詳しい説明をご覧いただけます。